SMに興味を持ち始めた初心者が実際にSMプレイへ挑戦する場合、多くの人が何から始めていいか分からなかったり、
どうすればいいのかが分からなかったりするよね。
特に、道具の準備やかかる費用に関してのハードルが高いと感じる人も多いと思う。
でも先に明言しておくけど、SMプレイの本質は道具などに費用をかけてどれだけ本格的な設備を揃えるか、
ではなく、パートナーとの信頼とコミュニケーションにある事は確実に覚えておいて欲しい。
危険を伴うプレイ数多くあるので、パートナーとの信頼やコミュケーションが何よりも大事になるから。
とはいえ、SMプレイは安い体験ではないし、それなりの費用をかけないと安心安全な道具はそろわない。
SMクラブも格安ではサービスの質も下がるし、値段の高いお店のサービスはやはり高水準になる。
そんな費用や予算が高いからSMプレイに手が出しづらくなっている初心者へ、今回は低予算でも安心して楽しめる方法をまとめてみたよ。
まずは無理のない範囲で楽しみながら、徐々にSMプレイへの理解と知識を深めてステップアップしていこう。
最低限のルール
安くプレイできる方法の前に、もう一度SMプレイに置ける基本のルールをおさらいしよう。
長文になってしまうが、SMプレイとはとても楽しいプレイだが危険も伴うという事を十分に理解する必要があるので、しつこく提唱していく事にしている。
やりたい気持ちが先走らないように、落ち着いて順序良く、安全第一に。
合意の重要性
双方が安心して楽しめるために、プレイ前に何をするのか、どこまでするのかをしっかりと話し合うのが大事だ。
特に初心者の多くはセックスの延長線上にSMプレイがあると思っている人や、セックスあってのSMプレイであると認識している人も居る。
そういう思い違いからプレイ中に性行為を求め、それを望まないパートナーとの齟齬からトラブルになる事も多い。
プレイによっては服も脱がず、おっぱいも性器も出さない事ももちろんあるし、
SMプレイ=女性に対して性的な行為をして良い、というワケでもない事を理解しないとダメ。
実際のSMプレイはセックスの一環ではなく、ロールプレイングのようにSとMという役割があって、「縛りたい人と縛られたい人」といった双方利害が一致した性癖を満たしていくのが基本だ。
もちろん合意があれば、射精を伴うプレイだったり、セックスや性的な行為を女性にするプレイも存分に楽しんでいい。
最終的にセックスを行うのかどうかも、事前にちゃんと確認しないとめんどくさいトラブルの元になるのは明らかだよね。
セーフワードの設定
セーフワードは、痛みや苦しさに、これ以上は耐えられない時のシグナルとして責め手に本意を伝える手段として必ず決めておかないとダメ。
どういう事かと言うと「苦しい」や「痛い」「やめて」など直接的な表現は、その場の雰囲気を盛り上げるためにも聞こえるし、逆に責め手が興奮してエスカレートしてしまう事もある。
だから即座にプレイを止める合図として、何か特定の単語をセーフワードとして決めておくことが大事だ。
なるべく短い単語を選び、その場に似つかわしくない言葉を選ぶのもコツ。
「カレー」とか「バケツ」とか、いきなり変な事を言い出したら、興奮してノリノリの責め手もさすがに気付くだろう。
その後は萎えてしまうが怪我や命の危険にさらされるよりはマシ。
また、猿轡を噛んでいる時みたいな、言葉を上手く発せられないシーンの時はジェスチャーを決めておくのも大事だね。
身体的・精神的なケア
特に責め手の場合、パートナーに対しての安全面や心身への配慮を何よりも大切にしないといけない。
初めての体験ではどれだけの力を込めて叩けばいいのか、どれだけキツく縛れば良いのかなど分からない事だらけだ。
なのでSMクラブで働き始める新人の女王様たちは、自らM嬢を経験して、どこまでが快楽でどこからが恐怖心に変わるのかを身をもって学習する。
初心者の責め手がやりがちなのが、自分の願望だけが先走ってパートナーの事を置き去りにしてしまう事。
それだとMである受け手は楽しめない。
楽しませてくれない人、自分勝手な人だと分かると、受け手は離れて行ってしまう。
加えて恐怖心を与えてしまったら信頼関係的にもアウトだ。
低予算で出来るSMプレイ
SMプレイの基本をおさらいしたら、実際に低コストで始められるプレイの内容を見て行こう。
低予算でも揃えられるアイテム
初心者のうちは最初から高価なアイテムを揃える必要は無く、日常品や安価で手に入るアイテムで全然代用が可能だ。
アイテム | 代用品 | 活用法 |
---|---|---|
手錠 | アイマスク | 鞭 |
タオル・ベルト | タオル | ベルト |
なるべく柔らかい素材を選ぶ。 | 記事の薄い素材で目隠ししても光が貫通する | 鞄の紐などでも代用可能 |
こういったアイディア次第で身の回りの物でも代用が可能。
初心者の場合、SMグッズは種類が多くて何を選んでいいか分からないし、どれが良いのかも分からない分、無理に買わなくても上記の代用品で何とかなる。
自宅にアダルトグッズを保管しておきたくない場合なんかも代用品を使えば良いのでオススメだ。
SMルームのラブホ
手ぶらでもSMプレイを楽しめる方法として、SMルームのあるラブホテルを活用するのも手だ。
手錠や鞭などといった小物のSMグッズではなく、三角木馬やX字のはりつけ台、
拘束チェアや拘束器具付きのベッドなど大型の機器がそろっているから、よりスケールの大きなSMプレイを楽しめる。
値段も地域によって差はあるけど、休憩3000円から、フリータイムで6000円ぐらいからが相場。
若干高めに設定されているが、通常のラブホテルと大差は無いから全然手の届く範囲だよね。
こういった大掛かりな機材は実際に購入するとなるとメチャクチャ費用が掛かるのは言うまでもないので、1万円以内でそういった設備を使えるのは嬉しいよね。
当メディアでは、そんなSMルームのあるラブホを全国マップにまとめている最中なので、良かったら見てみて。
SM風俗
初心者が一番手っとり早く、安全かつ安心してSMプレイを経験出来る場としては、やはりSM風俗が確実。
SでもMでも相手をしてくれるSM嬢は全員経験者のプロなので、何の心配をしなくても終始安全なSMプレイを提供してくれる。
一般的な風俗店と値段も大きな変わりはなく、60分で2万円前後。
もちろんオプションもあるので体験したいサービスによってばらつきはあるけど、高水準なSMプレイがすぐに体験できるのはSMの風俗が一番手っ取り早くてコスパが良いと思う。
お金をかけなければいけない事
逆にSMプレイにおいて低予算では達成できない、お金をかけるべき事柄というものも理解する必要がある。
以下に見て行こう。
パートナーとの出会い
SMプレイにおいて自分と一緒にプレイしてくれるパートナーとの出会いはかなり難易度が高い。
一般的な異性との出会いですら難しいのに、SMプレイという目的で出会いを探している人なんて更に出会える幅は限られてしまう。
そしてSMプレイとは責め手のS、受け手のMが居て成り立つのであって、パートナーが居なければ何も出来ない。
だからまず何よりも、このパートナーとの出会いに関してお金を割くべきだと筆者は思う。
出会いの手法とそこにかかる大体のコストをまとめてみた。
最初に理解して欲しいのは、記載したコストで必ず一人と出会えるというワケでは無く、
その手法に取り掛かるために必要なコストという意味合いだと言う事。
SMの交際クラブ
同じSMプレイの愛好家が集まるオーソドックスな出会いの場。
参加するためには会費として2万円前後掛かるが、そこに集まるのはSMプレイに真面目な人たちが多いため、値段以上の出会いは期待できる。
初期投資が高く会費や顔合わせ等で費用はかさむ事も可能性としてはあるが、ただの趣味や興味本位ではなく、本格的にSMの世界へ身を投じてみたいのならばこの手のコミュニティはオススメだ。
マッチングタイプの出会いサービス
マッチングと聞くとペアーズなどのマッチングアプリが想像しやすいけど、アプリではなくてweb上のサービスとして、SMパートナーのマッチングサイトがある。
筆者はこのタイプで出会いを探すのがオススメ。
ペアーズやタップルといったマッチングアプリと同じような仕組みで、
気になったお相手にイイネを送り、マッチングが成立したらトークが出来るようになる。
イイネされた側は、その送り手のプロフィールを見て、出会いたいと思ったらイイネ返しをしてマッチング成立。
スキップすると、もらったイイネを拒否出来る。
だいたいこんな感じ。
今の時代に主流となっているマッチングサービスの、SM愛好家版だから使いやすい。
値段や料金体制はサービスごとによって変わるが、大体従量課金制で、買ったポイントを消費してメッセージをやり取りする。
月額課金制でのSM出会いはあまり聞いたことが無いね。
やはりこういったサービスを利用する全体数が少ない分、お値段は通常のマッチングアプリよりも高め。
高いから使わないという発想を辞めて、これだけお金をかけないと出会えないような、狭い世界だという事を理解して欲しい。
事実、お金をかけた人から新しいパートナーとの出会いをGETしている。